「楽して稼ぎたい」
人間誰しも、そう考えているはずです。これは正しく、成功するためには必要な思考です。
それを「楽に稼ぐ方法なんてない」と無理やり押さえつけてしまう人は、完全に本質が見えておらず、その大半に「楽して稼げない自分を認められてない」というマイナス因子が含まれています。
今回は、そういった「良いように聞こえてしまう本質がとらえられていない言葉」に惑わされないために必要な「成功に近い3つの思考」をご紹介します。
「楽して稼ぐ」は勝ち組の考え方
「楽して稼げる!」といった宣伝文句や勧誘メッセージが届いたら、明らかに怪しいと感じてしまいます。もちろんその感覚には間違いはありませんし、きっとそんな甘い話はありません。
ですが、「楽して稼ぐ」という目標を持つのであれば、これほど良いものはありません。
なぜなら、楽して稼げなければ収入は一向に増えることがありませんし、伸び続けていくことなどもっての他なのです。
システムづくり
では、楽に稼ぎたいのであればどうすれば良いのでしょうか?
それは、お金を得る仕組みをシステム化することで、しっかりとした基盤を作ることです。
※ここでのシステムは、プログラミングなどのことではありません。あくまでお金を得るための構造のことです
物を売るとしても、サイトを作るとしても、料理を提供するとしても、あなたがせっせと働いて提供するのには限界があります。注文数が増えても、それを処理できなければ意味がないからです。
1案件10万円の収入になり、1ヶ月5案件が限界だとすれば、どれだけ頑張っても50万円です。これを上げるには1案件の金額を引き上げるしか方法はありません。
そのために考えるのが「楽をする方法」です。
1ヶ月に5案件だったところを、10案件、20案件にできれば売上は増えます。そのためには1案件の負担を軽くしなければならないので、人を雇ったり効率良くできる方法を考えたり、時には排除することになります。
そういった試行錯誤が、あなたにとっての稼ぐシステムです。これは「もっと楽して稼ぎたい」という感覚がなければ、絶対に生まれることはないのです。
時間を錬金する
楽して稼ぐシステムを作ることは、間接的に自分の使える時間を増やしていることになります。
これは、まさしく時間の錬金です。
時間の錬金は、作業1つ1つに対して「これは短く出来るのでは?」という疑問や「もっと楽できるはず」という期待から生まれます。
私の実際にあった例をご紹介します
文字を音声にする作業があり、それに1時間ほど時間を要していました。
ですが、かなりの単純作業だったため、「きっとシステム化できるはず」という思いがその仕組みを生み出し、1時間だった作業がほんの1分で終わるようになりました。
これは、私にプログラミングの知識があったから実現したわけではありません。
あくまで、楽をしたい、きっと楽にする方法があるという考え方がそうさせたに過ぎないのです。
「知識オタク」は行動目前
このブログではアウトプットの重要性を何度も伝えています。ですが、アウトプットはインプットがなければ成立しないというのも事実です。
そのため、知識・情報オタクのようなインプット特化の人は、実はかなりアウトプットに近い位置にいて、あとはきっかけ次第だったりするのです。
インプットからのアウトプット
「とにかく行動する」というのは私もオススメしています。ですが、勘違いしないでほしいのが「行動すれば成功する」という安易な考え方とは違っているということです。
行動しなければ成功することは有りえませんが、その逆はイコールではありません。
実際に行動を起こしたときに、それに伴う知識や情報があるのとないのでは雲泥の差があります。もちろん、そこから学び解決する人も多くいるので、行動が前に出ること事態は悪いことではありません。むしろ良いことです。
ですが、そこで知識があることでマイナスになることはほとんど有りません。中には「知識があることでブレーキを踏んでしまう」と考える人もいますが、それは必要なブレーキを踏んでいるだけであり、知識そのものが足枷になっているわけではないのです。
自信は行動の糧
知識を備えている人にとっての一番の強みは、それが自信になるということです。
なので、もし自分が知識オタクだと思うのであれば、存分に自信を持って下さい。
知識オタクの人が行動することで挫折してしまうとき、意外にもその知識が活かしきれないことで起こります。ですが、これは知識があることが問題ではなく、それを活かす話術やフィールドを知らないだけなのです。
知識がある人からすれば、話術の長けている人を羨ましいと思うでしょう。ですが、話術があって知識のない人からすれば、やはりその知識を羨みます。
あくまで、無い物ねだりをしているだけに過ぎないので、既に備えていることは原則としてマイナスにならないということは覚えておきましょう。
そして、十分な知識を得るためには膨大な時間と労力がかかるため、それを既に持っている人は、他の人と比べると幾分有利でもあるのです。
「資産形成」は稼いだあと
早めの資産形成が大切だと多くの人は言います。ですが、このほとんどが結果がすぐ出ないことを良いことに、期待を先延ばしにした罠であることがほとんどです。
なぜなら、お金をお金に変えるプランニングほど、最も時間を浪費する最悪な手段だからです。
お金はお金に変わらない
世の中には多くの金融商品があります。
これらは把握していれば上手く活用できるかも知れませんが、もしわからないのであれば手を出すべきではありません。
もし手を出すのであれば、自分で学習しながら挑戦してください。人に任せてしまうと正しい知識もつかず、お金を増やすためにお金を払ってしまい、そもそも目的だった資産形成でお金を失っていることになりかねません。
原則としてお金がより多くのお金に化けることはありません。
お金で買ったものが、より多いお金として返ってきたり、そこにかけた時間がお金に変わっているに過ぎません。
であれば、お金の資産形成をせずに、自分のスキルやモノへの投資をしてお金でない資産作りをすべきです。
そういった「スキルやモノ」の資産形成であれば、早い段階からやっておくべきでしょう。
また、株などで資産形成をする場合は、それだけベースが整っていなければ微々たるものです。
100万円を元手に始めたとしても、それを1000万円、1億円という金額にするのは、ほぼ宝くじを買うに近いことです。
であれば、お金を稼ぐための仕組み作りにお金を使い、元手そのものを増やすことに努力をして、増えた元手で株の運用をする方が明らかに計画的で賢い選択なのです。
人生プランは崩れるのが当たり前
「何十年後に〇〇万円になる」というような人生プランを立てている真面目な方もいますが、これは100%上手くいきません。
なぜなら、その何十年の間にどういったことが起こるのかわかる人がいないからです。
東日本大震災や、コロナなど、経済危機だけでなく我々個人にも大きく影響することは、防ぎようが有りません。
だからこそプランニング以上に、どんな状況下でも柔軟に動けるためのスキルや経験値が必要になるのです。
綿密な計画を立てれば立てるほど、崩れた時に取り返しがつかなくなってしまいます。なので、その全てを把握出来ており、あらゆる例外も想定できていない限りは意味がありません。そして、それができるような人はまずいません。もし「できる」と言っている人がいれば、全く本質を理解できていないか、それを餌に騙そうとしているか、もしくは言霊のように自分へ訴えかけ「有言実行する」と考えている前向きなタイプの人でしょう。
結論として、プランは崩れる前提で考えておくべきだということです。
綿密で完全に近いと言われるようなプランを立てる人ではなく、崩れたプランを立て直すことが出来る人になることこそが、失敗を成功に変えられる強者なのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「成功に近い3つの思考」についてをご紹介しました。
情報化社会の今、正論に聞こえるような言葉こそがトラップです。そして間違いだと言われているような言葉こそが、本質をとらえた正しいものであることが多いのも事実です。
いろんな誘いや営業を受けたことのある人は、ぜひその本質はどこにあるのかを考えてみてください。
そうすれば、きっと何かを成し得るため、成功するためのきっかけになってくれるはずですよ。