インプットとアウトプットの比率は3対7がベストだと言われています。
しかし、簡単にできるインプットに比べて、アウトプットは習慣化させておくことが大切です。それができていない人の多くが、膨大に本を読んだり学習に取り組んでも身につかず、趣味のレベルで終わってしまうのです。
今回は、そんな苦戦をしている人へ向けて「アウトプットのための3つの習慣【3対7を成立させよう】」についてご紹介します。
手軽に出来るSNS
アウトプットしたいならまずSNSの運用方法を見直すことをオススメします。
なぜなら、手っ取り早く続けやすいという即効性においては、紹介する3つのなかではダントツだからです。
TwitterやFacebook、Instagramでもなんでも構いません。
もしアカウントを持っていなければすぐ作りましょう。既に持っているが、それを使って運用するのに抵抗があれば、サブアカウントを作って運用するという方法でもOKです。
FacebookやInstagramであれば、1日1投稿の100日チャレンジをしてみてください。
Twitterの場合は、1日10ツイートの100日チャレンジが良いでしょう。それぞれ内容は、インプットしたことをそのまま吐き出すだけです。
読んだ本が面白かった、その中の一文に感銘を受けた、このニュースに対して自分はこう思ったなど、本当にたわいのないことで構いません。
これだけでも十分なアウトプットになりますし、アウトプットが前提にあればインプットする姿勢も自然と変化するのです。
批判やコメントに強くなる
簡単に始められる反面、もちろんデメリットも存在します。
それは、批判コメントがとんできたり、ネットワークビジネスの勧誘を受けたり、成功している人が多くいることに気づいて自分の力不足をより強く感じてしまうことです。
ですが、これらを乗り越えるのに必要なのは考え方です。
まず、SNS上ではほとんどの人が見栄をはっています。それは良し悪し共にです。
被害者アピールをする人は、より自分が他の人より恵まれていないということを全面に出していますし、「月〇〇万円達成!」というのも正しいか正しくないかなんてわからないものです。
なので、これらは間に受けてしまわずスルー出来るような無関心さを身に着けていきましょう。
もし3ヶ月続けてみて、スルースキルが身につかなければ、きっぱりSNSは切ってしまっても良いでしょう。あなたにとってSNSは向いていないのかも知れません。
では、批判コメントなどや勧誘がきたときはどのように対処をすれば良いのでしょうか?
簡単にできるオススメの2つをご紹介します。
徹底的に無視
最も簡単なのは、徹底的に無視することです。
良いコメントや、質問に対して返せるのであれば返してあげても良いですが、批判や営業目的であれば、無かったことのように無視しましょう。
これに耐えられない人の大半は、それが一生続くと感じてしまうからです。ですが、そんなことは有りません。
なぜなら、毎日のように批判コメントをするのは意外にも大変な作業だからです。
しかも、それに対して反応が得られなければ尚更です。
どうしてもそう思えないのであれば、一度試してみると良いでしょう。
これは、批判コメントを斡旋しているわけではないので、出来る限りマナーを守った上で相手を傷つけないようにしてください。
大量にフォロワーを抱えているような人に、毎回質問コメントをしてみれば、その気持は少しだけ分かるはずです。
それに反応がないことが続くと、それを継続するのが意外にも辛いということが実感できるでしょう。
なので、よくわからなければとにかく無視を決め込むのが、SNSを上手に活用するポイントです。
とにかく返答
批判コメントを無視しても、それが記憶から綺麗サッパリ消え去るのは中々至難の技です。特に、たまに届くそういったものはより鮮明に記憶されてしまいます。
それを頭の中で考えてしまうぐらいであれば、無視ではなく徹底的に返答する姿勢を持つのも1つの策です。
ただし、それに対して真面目に回答してしまわず、感謝の意を示すようにするのがポイントです。
1つ例をあげましょう。
もし「大学は行くべき?行かないべき?」といったニュースを見て、あなたが「行かないべき」という結論を出して、それをSNSで発信したとしましょう。
それに「大学行ってる人に失礼だ、何もわかっていない」などといったコメントが来たとします。
真っ向から立ち向かえば、更に上乗せで批判コメントがとんできて収集がつかなくなってしまうので、ここで正しい方法は「貴重なありがとう、参考になったよ」です。
先ほど、批判コメントをし続けるのも大変だといいましたよね。その大変な労力の一部、大切な時間を数秒かも知れませんが、あなたへ使ってくれたのです。
なので、それを自分がどう受け止めるかは置いておき、まずはそれに感謝しましょう。
もし批判が続くようであれば、「いつもありがとう」と付け加えてあげてください。
あなたに対して時間を使ってくれているという敬意に対して感謝で答えるだけで、抱え込む量は格段に少なくなりますよ。
情報の資産化
SNSでは簡単なアウトプットが実現できます。
ですが、そこにクオリティが備わっていないことが多く、アウトプットそのものの質を高めるには、発信に資産的価値を持たせる必要があります。
覚えたことはすぐ実践
まずは学習関係のインプットをした場合で考えてみましょう。
このブログでも発信しているようなプログラミング学習であれば、それを自分で試してみることが最大のアウトプットです。
サムネイルの作り方を見てインプットした場合は、自分でサムネイルを作ることです。
もちろん、そのものが資産となるものを作るのが良いですが、1回きりの実践でも、それはあなたにとってはスキルという資産になります。
一度作ったことは方法を完璧に覚えていなくても自分の中で「作れる」という証明に変わり、次に同じことを実践する際にほぼ確実に実現させることができます。
プログラミング学習の場合、多くの人が勘違いして挫折するポイントは
覚えた=何も見ずに作れる
という考え方を持ってしまうことです。
実はこれはノットイコールで構わなく、2回目実践する際には、教科書を見ながらやっても、検索してコードをコピペして実現しても、実現したことには変わらず、学習結果は十分に伴っているからです。
発信ツールは最低1つ
学習によって成果が得られるものではなく、読書や仕事で教わったことであれば、ブログやnote、またはYouTubeといったツールを使ってアウトプットをするようにしましょう。
そのためにも、最低でもあなたにあった1つは準備しておくことをオススメします。
ブログかnoteかYouTube
簡単に毎日できるもので代表的なのが、この3つになります。
アウトプットをすることが目的であれば良し悪しはありませんので、あなたにあったものを活用してみてください。
YouTubeであれば、感じたことをただ垂れ流すだけでも十分効果があります。それだけ言葉にするというのは身に付くのです。
どういった形にしろ、そこに需要があるかないかを考えます。もちろん、ただ発信するだけであれば需要はほぼ皆無です。よっぽどあなたにブランド力があれば別です。
ですが、継続するなかで需要を見つけ、方向性を定めていくことこそが、変化が激しい現代では最も重要です。
やる前に計画をするのではなく、やりながら計画を練るという方法も理に適っているということを、頭に入れておいてください。
家族友達フル活用
相手に対して「活用する」ということを伝えてしまうのは良くありませんので、あくまで「頼っている」という本質は忘れないで下さい。
家族や友達がいる人は、存分に頼りましょう。もしいなければ、上司や部下で置き換えても構いません。
得意げに話す
飲み会の席でも、遊びにいったときでも、行事ごとで集まったときでも構いません。覚えたことを得意げに話すことは、とても効果のあるアウトプットになります。
書籍やYouTube、ニュースなどで得た意見や知識で共感を得た場合、それがさも自分の考えだったかのように得意げに話してみるのです。
間違っていても気にしない
時には、間違った伝え方をしてしまうかも知れません。また、相手から逆の意見がとんできて言いくるめられてしまうかも知れません。
ですが、そんなことはお構いなしです。素直に間違っていたことは受け止め、逆の意見に納得できたのであればそれを新たなインプットとして上書きしましょう。
重要なのは、自分が得たことを伝えるということです。上手く伝えられなければ、どう伝えるのが良かったのか反省することもできますし、話していながら自分の中で納得できないことが見つかるかも知れません。
間違いを気にする以上に、得られるものが膨大だということを覚えておいてください。
去る者、追わず?
あなたの話に耳を傾けてくれない友人もいれば、そういったことに興味がないといって話を変えられてしまうこともあるでしょう。上司や部下でも同じことです。
であれば、無理に追いかけることをしないのが吉です。
SNSやブログなど、ツールを用いて知りたい人にだけ向けて発信するのではなく、対面の場合は相手が存在します。
なので、それをよく思ってくれない、反応が良くなければそこはすぐに引き上げるという見極めをするのも必要なのです。
ここで勘違いをしてはいけないことが、友人関係など交友関係を切るという決断は別問題だということです。
そういった話ができなければ、連絡をとる必要性を感じないと思えばキッパリ断ってしまっても良いですが、別の共通話題や趣味、関係性を維持する理由が存在するのであればしっかり維持しておいてください。
友人が必要なのか、そうでないのかを決めるのは、人それぞれだからです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「アウトプットのための3つの習慣【3対7を成立させよう】」についてご紹介しました。
心がけ1つ、習慣1つでアウトプット量を増やすことができますので、インプットが身につかず悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。