「継続は力なり」
色んな場面で言われます。何事も地道な努力が大事です。
しかし、地道な努力というのは成果が見えづらく、反応が得にくいことも確かです。
運良く勢いに乗れて、常に努力のし易い環境にいることで伸びていく人の確かにいます。
しかし、ほとんどの人がそうはいきません。
「伸びる」という動きには必ず流れが存在しています。
それはある程度パターンが決まっているので、予めそのパターンを知っていれば、着実に波へ乗れるのです。
しかし、多くの人がそれを理解していない、自分の状態と照らし合わせができていないため、せっかくきている波を逃してしまっているのです。
今回はその流れをグラフで見て、実際にどういった手順で進んで行けばよいかを解説していきます。
集客で悩んでいる
YouTubeの再生回数を増やしたい
フォロワー数を増やしたい
ブログのPV数を上げたい
こういった方は必見です。
発信の継続に慣れる
何事も慣れることから始まります。そしてそれは基礎の基礎です。
無理な努力は、よほどのプレッシャーや制約がなければ継続には至りません。
【まずは】投げてみる
YouTubeの再生回数を増やしたい、そう考えている人はまず動画投稿することから始まります。
どんな内容のものを上げればいいだろうか
人気が出やすいテーマはなんだろう
最初はあまり意識しなくても良いでしょう。
やると決めたこと、まずはやってみることから始まります。
集客をするためには、必ず継続しなければいけないので、できるだけ自分が続けられるものや方法でやるのがベストです。
そして、最初の頃はまず投げる(発信)することだけを意識するのです。
【あえて】投げてみる
ただ投げるばかりでは、反応はほとんど返ってきません。それは、0をいくら積み上げても0だからです。
しかし、投げ続けていけば必ず「こんなことは反応いいんじゃないか?」というものが浮かんできます。そして、それは炎上しそうなことかも知れません。
このタイミングでは、その悩みを捨ててしまうほうが良いでしょう。
「やばいかな?」と思っても、あえて投げてみてください。もしそれで1の反響を得られれば儲けものです。それがたとえマイナスであってもです。
1を稼げる人は2を稼げる
2を稼げる人は4を稼げる
必ず数字は膨れ上がっていくので、まずはそのステップへ立つことが重要なのです。
クレームを入れてみる
うなぎのぼりに数字が増えていく人は、その調子ですね。
1週間に1人、1ヶ月に1人でも構いません。継続するためにも、最初から順調に伸びるという夢は捨てておくほうが良いでしょう。
中には批判やクレームを受ける人もいるでしょう。それでくじけてしまう人は多いです。
このとき、挫けそうになった人は【自分もクレームを入れる体験をしてみる】と良いでしょう。
人気がある人に対して、突っかかるようなニュアンスで質問を投げかけてみたりするのです。
ただ、悪質なものではいけません。理論的にある程度自らが正しいと思えることでアクションを起こしてみるのです。
そうすれば、どういった文章からマイナスファクターが生まれるのかが見えてきます。
そして、それを生むために大きなパワーが必要だということも分かります。
相手の立場を知ることは、自分を客観視できるようになるということです。
挫けそうな時は、こういった方法で視点を変えてみることが、次の一歩を踏み出すためには必要です。
※悪評や批判はやりたくないという人は、実際にアクションを起こさず、自分だけのメモに書いてみるという方法をとってみるのも良いでしょう。大切なのはそれを実行すること以上に、相手の立場に擬似的にでも立ってみるということだからです
継続から繁盛へ
それでは、ここでグラフを見てみましょう。
上記のようなグラフの流れに沿って、数字は伸びていきます。
そして、赤丸の部分が今回説明をする【繁盛】の部分になります。
流れにはルールがある
実際にそんな上手くはいかないよ
そう言いたい人は多いでしょう。ごもっともです。
確かに数字を伸ばすということはビジネスにおいて、またはそれ以外においても簡単なことでは有りません。
そう感じてしまう人が多いのも無理は有りません。
なぜなら、赤丸の前段階部分を期間で表すと、一定では無いからです。
中には1年でうまくいく人もいれば、5年以上かかってしまう場合もあります。
ですが、この継続がなければ、必ず赤丸の部分に当たる繁盛期は訪れません。
繁盛期のためには、反応が薄かったとしても継続した発信が必要になります。
それが時には0のこともありますが、深く気にする必要はありません。
もし発信が0の場合、間違いなく後方の数値へ響いてきますが、発信が1でもあれば緩やかな波は確実に維持されます。
10人しかいなくても大丈夫
読んでくれる人が全然いない
再生してくれている人が少ない
まったく問題有りません。
それは、先ほどののグラフを細分化していくと、同じ流れの繰り返しになっているからです。
たった10人しかいなくても、最初の1〜3の期間と比べると繁盛期か、その先の炎上期に該当します。
今回はそれが繁盛期だと考えてみましょう。
繁盛期も長く続けば、グラフにすると赤丸手前の停滞期の状態になります。しかし、これは停滞期の数値が少しずつ上ってきていることを表します。
大切なことは人数の少なさよりも、それを続けていくことだからです。
続けていけば、自分の中で改善点が見えてきます。発信に慣れてきて、ユーザーからとっても見やすい、読みやすいものになっているかも知れません。
そうなれば、自然と12…14…20…といった流れで数字は増えていくのです。
「継続は力なり」という言葉はこの上昇のための繰り返しを表しているのです。
繁盛から炎上へ
上記のグラフでみた赤丸部分ですね。
繁盛期以上に爆発的な伸びが出た時は炎上期です。
批判などは一気に燃え上がるため、通常ではありえないほどの伸びをみせるでしょう。
もしそれが批判であっても、人気からくるものであったとしても対処の方法は同じです。
思考停止で喜ぶ
数字が伸びたことに、まずはとにかく喜んでください。
自分のブログや動画、商品が良い注目を集めたのであれば、ほとんどの人が喜びますが、批判などバッシングによる炎上であれば、そうなれない人は多いですね。
しかし、これは間違いなくチャンスです
自分に注目が向いているということは、今まで届いていなかった潜在的なユーザーにも届くことになります。
やることは同じで、同じことを継続あるのみです。無理に攻めすぎてもよくありません。日和ってしまい、手を休めてしまうのも逆効果です。
相手のことは考えない
人気が出た人は、その波を逃すまいと新たな勝負を仕掛けてしまいがちです。
確かに悪いことではありませんが、自分のキャパシティを超えてしまった投下は、後々大きな負担となりかねません。
バッシングの嵐で燃え上がっている場合は、発信方法に気を使ってしまいがちです。しかし、相手のことなんて無視をして、できるだけぶれない姿勢を続ける方が良いでしょう。
明らかなミスであれば、素早い対処と改善が求められますが、予期しない炎上であればそういった特別な処置はあまり必要では有りません。
燃え上がりは必ず時間とともにおさまっていきます。炎上がいきなり来たように、鎮火するのもいきなりです。
急速な変化は間違いなく負担になります。だから自分の行動はできるだけ緩やかな変化を心がけておくことが大切です。
炎上から定着へ
せっかく炎上したのに、消えきってしまうのは考えものです。
理由はどうあれ、多くのユーザーの目に止まったのであれば、その人達にできるだけ滞在してもらいたい、今後も見ていってもらいたいですね。
そのためには、炎上後から定着につなげるため、ある程度の戦略が必要になります。
質にこだわる
人気が出た場合、量産体制に入ることもあります。
しかし、そこで質が落ちてしまっては、間違いなくユーザーは離れていってしまいます。
バッシングで炎上した場合でも質は重要です。
多くの人に見られている状態で、まったく中身の無いものだけを、更新率優先で提供し続けても、最初の状態へ舞い戻ってしまいます。
更新率はたしかに重要なので、維持する必要はありますが、できる限り質を高めたものを提供するように心がけておきましょう。
本当に良いものは、必ずそこに需要があります。多くの人の目に留まる以上、その需要を感じてくれる人も比例しているのです。
まとめ
簡単に真似できることは、多くの人が実践しているので飽和状態です。
継続するということは、時間に比例して人数が減っていくため、続けていればいつか少数派になり、価値が生まれます。
数字が増えていく流れを知っていれば、自分が現在どの位置にいるのか、どの位置に当てはまるのか、次にどういった変化が起こるのかを予測できるため、継続するためのモチベーション維持にも繋がります。
停滞期から繁盛期
繁盛期から炎上期
炎上期からの定着
上記が小さい規模で何度も繰り返されているということを、しっかり覚えておきましょう。
小手先の戦術よりも冷静な分析と継続が、何よりも成功の近道です。