フリーランスになりたての人は、仕事のペースがわからなかったり、無理に自分へ追い込みをかけて頑張ろうとしてしまうことがあります。
毎日を仕事でいることが、フリーランスにとっての心がけや意識のあり方としては大切ですが、それをそのままの意味で実行してしまうと明らかなオーバーペースになるのは事実です。
今回はフリーランスにとって心がけておきたい「疲労の指標」と「正しい休息の取り方」についてをご紹介します。
疲労には敏感であれ
フリーランスや一人会社の社長さんなど、個人で活動する人が気をつけておかなければならないのは、疲労とその対処です。
ノマドワーカーであれば、会社へ出勤するよりも環境で得るストレスの度合いが少ないため、疲労を感じた時には既にピーク時だということがあります。
まずは、その疲労をチェックする指標をいくつかご紹介します。
パスコードを忘れたら危険
最近では指紋認証やフェイスIDでパスコードを入力が減ってきていますが、いつものように使っている6桁の数字が突如思い出せなくなるようなことになれば、脳疲労がマックスになっていると考えられます。
パスコード以外でも、毎日使っているようなものなどに置き換えてみて、使い方をふと忘れてしまったりしたら危険信号だと判断しましょう。
信号に気づかなければ危険
普段運転をしている人であれば、信号に気づかずクラクションを鳴らされたりしたら疲労を疑いましょう。
助手席の人と喋っていたり、スマホを触っていたりして信号の切り替わりに気づかなかった場合は除きますが、ぼーっと考え事をしたりしていて気づかないのであれば、かなりの疲労が溜まっているでしょう。
他にも、鳴っている電話の音などの普段気づけていることに反応できないのであれば、危険信号だと判断しましょう。
忘れ物があると危険
うっかりと忘れ物をしてしまうことはあります。ですが、普段から身につけているようなスマホや免許証、PCなどをうっかり忘れてしまった時は疲労を疑ってみましょう。
また、普段持ち歩いていなかったようなものを勝手にポケットへ入れてしまっていたり、古いスマホと入れ替わっていたりすると、疲労が原因の確率は高いです。
発散方法を仕事に繋げる
では、実際に疲労を感じた時にはどのような対処をすることが正解なのでしょうか。
自分で仕事のバランスを取り続けなければいけないフリーランスにとって、1日休めばそれを取り戻すために倍の2日かかると考えておいた方が良いでしょう。
それは、全く休息を取るなという意味ではありません。むしろ仕事の中に疲労を解消するための策を取り入れておかなければならないのです。
暴飲暴食はNG
疲労はストレスにも似た感覚があります。それを発散させ得るために暴飲暴食をしてしまう人がいますが、これは良くありません。
暴飲暴食は胃にダメージを与えます。疲労ではもちろん胃も弱っているため、負担を欠けすぎてしまっては逆効果になります。
脳疲労が解消されても胃の疲労は蓄積し、結局は身体全体で見たときに疲労が払拭できていないために、仕事のパフォーマンスは低下してしまうのです。
もし飲食で発散をする場合は、普段食べないような高級料理や美味しいものを食べに行くと良いでしょう。
もし友達がいれば、一緒に飲みに行くことだけでも良い疲労発散になります。
ここで重要なのが、それをフリーランスとしての仕事の延長にしておくことです。
プライベートという気分で楽しむことはもちろん悪いことではありませんが、友人との会話の中から仕事をヒントを得たり、お店のサービス提供の仕方やメニューのデザイン、客層などを見て少しでもプラスにするような意識を持っておきましょう。
映画鑑賞や読書はOK
おすすめしたいのが映画鑑賞です。知らない作品に触れることは良い刺激になりますし、邪魔されにくい環境にいることは疲労を和らげるためには最適だと言えます。
読書についても同じです。もし普段自己啓発本などを読んで仕事モードを維持している人は、伝記や推理小説、ファンタジーなど少し趣向を変えてみると良いでしょう。
また、美術館や博物館などに行くのも良いでしょう。芸術作品に触れることは多くの仕事で役立ちますし、十分に身体の休息に繋がります。
公園を散歩しよう
映画や読書、飲食などに興味が向かない人や、疲労でそんな気になれないような人はぜひ近くの公園を散歩してみてください。
木々の写真を撮ったり、すれ違った人に挨拶をしてみるだけで身体の疲労は解消されます。
日光にあたることは、身体にとっても良い効果があるので、手っ取り早くお金をかけずにリフレッシュをしたいのであれば、これが最も有効な策です。
もし悪天候で外出が困難な場合は、ショッピングセンターへ行って商品を眺めているだけでも十分効果があるので、その日の状況に合わせて対応するのが良いでしょう。
3つの例を取り上げましたが、他にも自分にあったことがあれば取り入れてみましょう。
重要なのは、それがあくまで仕事の延長だと考えておくことです。
「休息も仕事」だと追い込んだ考え方をせず、「こんなに楽しいことも仕事」という意識でいることが大切です。フリーランスは毎日働かなければならないというよりも、お休みすら仕事だと言えるという魅力的な働き方です。
睡眠の質は落とさない
このブログでも何度かお伝えしていますが、睡眠の質には徹底的にこだわっておきましょう。これは疲労を感じたときだけでなく、日常生活の中で常に意識しておいて欲しいことです。
眠たい時は寝る
仕事中、眠たいと感じればすぐに寝るほうが良いです。
眠たい時は明らかにパフォーマンスが低下しますし、ミスによって余計に仕事が増えてしまうことも考えられます。
布団が用意できない場合は頭を伏せて15分程度の睡眠を確保するだけでも効果があります。ガッツリと寝れる状態にある人は、急ぎ対応するような業務を抱えていなければ布団に入ってしまいましょう。
寝たいと思ったときに寝ることで、良質な睡眠が確保できます。もちろん環境によって浅さや深さも変わるので、良い体制で寝ることに越したことはありませんが、まずは寝たいときに寝るというサイクルを身に着けておきましょう。
時間は気にしない
規則正しい時間に寝て起きることでパフォーマンスが向上することは間違いありませんが、どうしても仕事に熱が入ってしまい夜ふかししてしまったり、思った以上に疲れが溜まっていて朝起きれないこともあるはずです。
そういった時は、時間にこだわらずに睡眠欲を優先しておくと良いでしょう。
眠たいという感覚はチャンスでもあります。
睡眠においては時間という曖昧な指標にとらわれるのではなく、感覚という自分に対する絶対的な指標を優先しておくほうが、明らかに良いパフォーマンスに繋がります。
クライアントの関係で時間のサイクルを整えたい人は、朝日にあたることでリセットすることができるので、必要だと感じたときに朝日に当たれるように起きたりカーテンを開けておくなどして工夫してみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「フリーランスにとって心がけておきたい疲労の指標とその解消法」について説明しました。
より充実したフリーランスの生活をしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。