ブログで生活したい
毎日数時間、ブログを書くだけで生きていける、そんな夢のような生活を実現させたいと思い描く人は多いですが、簡単なことでは有りません。
ですが、やらなければいけないことがわかっていれば、収益化するのは簡単です。
今回は「ブログで生活するための7つの道のり」をテーマに、ブログを開設してから必要なものや、収益化させるタイミング、記事の拡散方法についてをご紹介します。
ブログを準備する
当たり前ですが、ブログを開設するのが一番最初にやらなければいけないことです。
はてなブログやアメブロなどのブログサービスを使用しても構いませんし、WordPressなどで自分だけのブログを作っていくのでも構いません。
ただ、後者の場合は作るまでに時間をかけてしまい、いざブログが立ち上がった時には熱量がほとんどなくなっており、放置気味になってしまうようなケースもあります。
そうならないためにも、立ち上げはすぐに行い、できるだけ早く運用できるようにしましょう。
投稿と閲覧ができればOK
外部サービスを使用するのであれば登録をするだけですね。
もしWordPressで作るのであれば、投稿と閲覧ができればOKだという気持ちで始めていきましょう。
既存のテーマであれば、気に入ったものを選択するだけで始められます。
カスタムテーマを使うのであれば、1週間、どれだけ長くても1ヶ月以内には公開日を定め、スタートするようにしておきましょう。
アナリティクスとSearch Console
ブログを準備できれば、GoogleアナリティクスとSearch Consoleの登録をします。
アナリティクスについては、ある程度人が来なければ監視する必要はありませんが、登録は必須です。
Search Consoleについても同様に、ある程度人の出入りが入るようになってから本格的な運用となりますが、サイトマップの送信やモバイルフレンドリーなどのエラーチェック用に使用できるので、公開したらすぐに登録は済ませておきましょう。
最低10記事作る
ブログを公開しても、記事を投稿していなければ誰も来てくれません。
なので、まずは最低目標を10記事に定めて、1日1記事、またはそれ以上でも構わないのでどんどん量産しましょう。
テーマを絞っていく
どんな内容を発信したいか、というテーマ決めは大切ですが、これだけに時間を取られてしまっていても前に進みません。
なので最初は、自分が書きたいことを素直に書いてみたり、自分が知識として身につけていることや趣味などを発信するといいでしょう。
記事を作成していく内に、自分が書きやすいジャンルなどがある程度絞られてきます。反応が薄いものや、自分が書きづらいと思ったものはどんどん排除していっても構いません。
最終的にはブログにテーマは必要です。
しかし、それを最初から無理に決めてしまう必要はありませんので、まずは発信できそうなものを片っ端から取り組んでみると良いでしょう。
とにかく記事を書きまくる
目標の10記事になるまでは、ひたすら書きまくってください。
本を読んだりニュースを見たりして情報を得てもかまいませんし、テーマがある程度決まっているのであれば、それをどんどんと発信しましょう。
これには記事の量産と、記事作りに慣れるという2つの目的があります。
もしある程度テーマが決まっていたとしても、自分が書きたいと思ったことがあれば挑戦してみると良いでしょう。
1記事1,000文字を目指す
記事が500文字程度の内容だと見ごたえがありません。
なので最低でも1,000文字というラインを設けておき、毎回それ以上は書くようにしましょう。
どうしてもこの最低ラインが達成できないのであれば、テーマそのものを考え直す方が良いでしょう。
本などを参考資料としている場合は、できるだけ引用を減らして自分の言葉で書くようにすると、文字数は自然と増えていきます。
SNSで拡散する
ブログの更新通知をするためにもSNSを準備しましょう。
最初の頃はGoogle検索からの流入はほとんど考えられないため、ほぼ100%の読者がSNSから来るユーザーとなります。
TwitterとFacebookは必須
年齢層や投稿する内容によって良し悪しがありますが、まずこの2つは使用しておくほうが良いでしょう。
Twitterの場合は、botに登録しておけば自分でわざわざ投稿しなくても記事を紹介してくれます。また、日本人ユーザーが多く国内の需要は高いので、日本人向けのSNSだと言えます。
Facebookであれば、グループに投稿することで、よりブログのテーマにあったユーザーを対象に広めていくことが可能です。年齢層は少し高めとなりますが、子供向け(保護者向け)の内容などに関してはTwitterと比べると軍配が上がります。
他にもInstagramやLINEのタイムラインなどを利用して広めていくのも良いでしょう。
とにかく最初の内は、できるだけ人のいる場所へ投稿することを意識して、多くの人に見てもらいましょう。
ブログランキングに登録
SNSとは少し異なりますが、ブログランキングのサービスを利用することで導入経路を増やすことができます。
ブログ村や人気ブログランキング、ブログサークルなどを登録しておくことで、そこから見にきてくれることもあります。
・ブログ村
・人気ブログランキング
どういったカテゴリが人気が高く、上位はどれぐらいのPV数があるのか、どういった記事が人気があるのかを参考にしてみることで、ブログの改善点も見えてくるはずです。
SEO対策
ある程度記事も揃い、SNSを使ってユーザーを獲得でき始めたら、SEO対策にも目を向けていかなければなりません。
Googleの規約で仕様が変わったり、今までになかった機能が追加されることがあるので、そういった情報収集もしておきましょう。
本格的なSEO対策へ
OG画像やTwitterのカード設定など、SNSに投稿した際に見える部分は、できるだけ早めに準備してください。
メタタグを追加したり、構造化マークアップ、ファビコンの設定など検索時にアピールできるものは多いので、抜けているものがあればその都度追加していくほうが良いです。
ディスクリプションやタイトルも重要なSEO対策のポイントです。キーワードの重複をなくしたり、検索されているワードで人気のあるものや、GoogleやYahoo検索時に出てくるサジェスト機能で表示されているものを組み合わせたりして工夫しましょう。
実際にどういった検索ワードでページへ来たかがGoogleアナリティクスやSearch Consoleを使えばわかります。
クリックがされていない過去の記事も見直しながら、更新していくようにしましょう。
SEO対策の方法もまとめているので、本格的な対策をする際には参考にしてください。
マイナス排除が最優先
プラスのSEO対策も大切ですが、まずはマイナスに働いているものを取り除くことが重要です。
タイトルやディスクリプションが重複していたり、正しく表示されていなければ、全く検索結果に出てこないようなこともあります。
実際に検索をして、どういった表示がされるのか、何ページ目に出てくるのかを定期的にチェックするようにしてください。
また、Search Consoleでモバイルフレンドリーの不備、ページやサイトマップの読み込みエラーが発生している場合は、できるだけ早く対応するようにしましょう。
広告を貼る
収益化するために手っ取り早い方法は広告を貼ることです。
Amazonアソシエイトなど、商品を紹介することで購入されたら利益を受け取る仕組みもありますが、今回はクリック広告を例に取り上げていきます。
GoogleAdSenseを申請しよう
申請が通るまでのハードルも程よいので、最初の目標として適切だと言えるのがGoogleAdSenseです。
ブログを立ち上げたばかりであれば、申請してもほぼ受理されません。
最低100記事などと書いている人もいますが、そこまでハードルは高くありません。
記事の内容やサイトのクオリティにも関係してきますが、1,000〜2,000文字ほどの記事が10記事あれば十分です。
自分は8記事程度で申請して、問題なく一発で通りました。しかも、その頃の8記事はクオリティが低かったので、今では非表示にしているぐらいです。
10記事書いても申請が通らない人は、1記事当たりの文字数を見直してみたり、SNSで不特定多数の人に見てもらうようにしましょう。
代替案にA8.net
どうしてもGoogleAdSenseの審査が通らなければ、他の広告サービスを利用しましょう。
A8.netやバリューコマースなどがありますが、どちらも審査基準はそこまで高くないので、GoogleAdSenseに受からなくても、ある程度ブログとして成り立っていれば利用することができます。
・A8.net
・バリューコマース
広告だらけのサイトになってしまっては、ユーザーからすると魅力が無いサイトになってしまうので、掲載量には注意をしましょう。
記事の質を上げる
収益化の体制が整えば、各数字を伸ばしていくために本格的なブログの作り込みに入ります。
ここからは1つ1つのクオリティを高めていくことになるので、今まで以上に時間も労力も要します。逆を言えば、これまでの準備(1〜5まで)はできるだけスピーディーかつ労力も時間も最低限に取り組んで置くほうが良いということです。
本文のクオリティを重視する
商品も物が良くなければ、再度購入はしてくれません。
ブログも同じで、せっかく来てくれても内容がつまらなければPV数は伸びないということです。
そのためにも、内容のクオリティは常に意識して上げていく必要があります。
面白いネタを、より面白く、わかりやすくユーザーへ伝えたり、役立つ情報を発信するためには、読みやすい文章を作らなければなりません。
「です、ます」の統一や、強調するポイント、読みやすさを意識した段落の使い方、見出しや小見出しなど、選択する言葉はもちろん、全体の文章構成も重要です。
始めたばかりで記事作りにあまり時間をかけていない人は、ただ闇雲に低品質の記事を書いてしまっていることが多いので、Webライティングの方法について学んでみると良いでしょう。
良いタイトルは最強のSEO対策
検索時に強い影響を与えてくれるのはやはりタイトルです。そして、ユーザーにクリックをさせるためにも良いタイトルをつけることは重要です。
できるだけキーワードは最初の方に持ってきて、重複しないようにしましょう。
悪い例:「プログラミング学習をする上で知っておきたい伸びる学習方法」
例えば、上記のタイトルだと、「学習」というワードが重複していますね。
数字や英語など、文字の種類を混ぜることで目立つタイトルにするというテクニックもあります。
先ほど例に挙げたタイトルの重複をなくして数字も入れてみましょう。
良い例:「プログラミング学習で知っておきたい3つのポイント」
重複もなくなり、数字を入れることで具体的にどういったことが書かれているのかが伝わりやすくなりました。
たったこれだけの変更でも効果は大きく違ってきます。
ディスクリプションはワードの宝庫
タイトルの他にも、ディスクリプションで使用するワードの選定も、記事の質をあげることに繋がります。
検索結果ではディスクリプションも対象になるので、できるだけ効果のあるワードを盛り込んで置くほうが良いでしょう。
ただ、単語をただ並べただけの文章として成立していない状態にしてしまうと逆効果なので注意してください。
押したくなるサムネイル
SNSへ投稿したときや、記事一覧ではサムネイルが表示されます。
インパクトがあって惹きつけられるサムネイルをつかうことで、記事へ誘導できる力も爆発的に上がります。
もちろん、タイトルや書いている内容に合わせた画像を使用するようにしておきましょう。
フリー画像だけでもクオリティの高いものは多いので、上手く利用すればより高い集客力が望めます。
文字を入れることでよりユーザーにどういった内容の記事かを伝えられるので、もし画像編集ができる場合はサムネイルにこだわるようにしておきましょう。
サイトの質を上げる
最後にサイトそのものの質を上げていくことについて説明します。
明らかなレイアウト崩れや、極端に見にくい配置、どこに記事があるかがわからないと言った場合であれば別ですが、細かなデザイン修正やレイアウトに関しては、ある程度余裕ができてからか、平行して着手するようにしておきましょう。
こだわればこだわるほど時間をかけられる一方で、こだわりすぎると「記事の質」がおろそかになってしまう危険性もあるということです。
今回はサイトの質を上げていく上で、ある程度押さえておきたい基本的な部分についてを説明します。
ユーザー目線のボタン&テキスト
かっこ良く動きのあるボタンや、おしゃれな見出しなどを採用するのも良いですが、簡易でもユーザーが押しやすいボタンや、見やすい見出しを選ぶようにしておきましょう。
使用する色についても、記事の中で使われている文字がカラフルになりすぎると、どれがポイントなのかがわかりにくくなってしまいます。
また、薄い灰色の上に白いテキストを持ってきたら見にくくて困りますね。
ボタンに関しても、小さすぎると押しづらく、ラインや配色がされていなければボタンと気づいてもらえないこともあります。
単純でありふれているようなデザインであっても、押しやすく読みやすい方がユーザーにとっては満足感があるので、できる限りユーザー目線で作り込んでいくようにしましょう。
読み込み速度に配慮する
SEO対策にも関係することですが、サイトの読み込み速度が遅いとユーザーがページを表示する前に離脱してしまう可能性があります。
使用している画像のサイズを見直したり、無駄なライブラリを使用してないかをチェックしておきましょう。
WordPressであれば、不要なプラグインが有効になっていないか見直すことで、ページの読み込み速度が改善することもあります。
Googleが提供しているページの読み込み速度計測ツールがあるので、これを使用してサイトがどれぐらいのスピードになっているかを、定期的にチェックするようにしましょう。
・PageSpeed Insights
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「ブログで生活するための7つの道のり」についてをご紹介しました。
ブログのアクセス数を伸ばすには継続が一番です。その方法さえわかっていれば、収益化のハードルはそこまで高くありません。
ノマドワークを目指している人や、副業として伸ばしていきたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。