ニュースや情報番組、討論番組をみると、出演者の方々の情報量の多さに圧倒されることがあります。
また、ユニークな考え方に共感を得る人も多いでしょう。
どうやって、情報を仕入れているのか?
なぜそんなことまで知っているのか?
メディアで取り上げられているような人や、活躍している人の多くが高学歴です。
学歴は確かに関係あります。しかしそれは、必要だということではありません。
毎日1冊、本を読んでいっても情報はそれ以上の速度で増え続けます。
ではどうすればいいのか?
今回は情報収集術について解説していきます。
気に入らない探し
あなたはTwitterやFacebook、Instagramをやっていますか?
YouTubeは見ていますか?
多くの人が触れているものですが、中には避けている人もいるのではないでしょうか?
実は、その「気に入らない」感覚があなたの成長には欠かせない感覚でもあるのです。
やりたくないことをやってみる
価値観を変えるには、やりたくないことに対して積極的に足を踏み入れてみることが大切です。
流行りに乗りたくない・・・そういった感覚はあなたの世界を広げるための絶好のチャンスなのです。
YouTubeであれば、定期的に話題になるYouTuberや動画がありますね。
あまり具体例を取り上げるのはしたく有りませんので、「芸人さんがYouTuberデビューした」という感じで大雑把に取り上げてみましょう。
その芸人さんが好きな人は、特に抵抗が無いかも知れません。
ですが、あなたがもし、そういった成功している人によっていくというのは何だか癪だ、と思っているのであれば、それはあなた自身の世界を広げるためのチャンスでもあるのです。
なぜなら、気に入らないものというのは、あなたが知らないことであったり、今まで避けて通ってきたものが多いのです。
だからこそ、それに敢えて触れてみることが大切なのです。
もしそういった動画を見つけたら、是非クリックしてみると良いでしょう。
たった1再生提供したぐらいでは、その人にとっては何の変化もないと思っておけばよいのです。
そして、その動画を見る際には「あなたの動画は、私に何を提供してくれるの?」ぐらいの上から目線で挑むのも良いでしょう。再生した結果、実際にそそられるものが無いかも知れません。その時は、動画を閉じればいいだけです。
しかし、もし見入ってしまったのであれば、あなたはそれに興味をそそられたということです。
大切なのは、今まで踏み込んでこなかった領域に、どんどんと足を踏み入れていくということです。
そしてその多くが、気に入らないと感じるものだということです。
「興味がない」はチャンス
やりたくないことの多くが、あなたの未開拓だった領域だということがわかりました。
しかし、もう一つ大きな要素が未開拓の領域を占めています。
それが、興味のないことです。
よくよく考えると当たり前ですね、だって興味がないのですから。
では、興味がないものはどうやって探ればよいのでしょうか?
歩く場所を変えてみる
興味があるものには自然と惹かれるものです。気に入らないものも、気に入らないというセンサーが働くので、意外と見つけやすいものです。
しかし、興味のないものの多くは無意識的なことが多く、探し出すのが難しいのです。
敢えて反対のことをしてみる
いつも通っている道、自然と行っていることを考えてみてください。そしてそれと違ったことを敢えて実行してみると、見えるものは違ってきます。
本屋に行くと、あなたがよく歩く通路はどこでしょうか?
そこは興味の対象である可能性が高いです。
なので、今まで歩いたことのない通路を歩いてみて、手にとったことの無いような本をとってみると良いでしょう。
街を歩いているときに、今まで行ったことのない店へ行ってみるのも貴重な体験になります。
じっくり考えてしまうと、意識的に排除してしまいます。
なので、直感でお店へ入ってみるというのも、貴重な体験ができるでしょう。
手に取るものに疑問を持つ
本屋で気になった本を手に取る瞬間に、敢えてその上の段の本をとってみてください。横の本でも構いませんし、裏側にある本でも構いません。
そのほとんどが、あなたの興味がないものなのです。
興味の無いものに触れてみると、意外と面白い、良いと感じることがあります。それは新規開拓に他なりません。
中には、それでも興味がそそられないものがもちろんあるでしょう。
それは、自分にとっては興味がないということを再認識することになります。しかしこういったことも大切なことです。
あなたは、日々頭の中をアップデートしなくてはなりません。
興味のないことも定期的にアップデートすることで、あなたの持つ情報は蜘蛛の巣のように結びついていきます。
そうすることで、物事を関連付けて覚えたり、言葉を引き出すためのきっかけになっていきます。
そしてそれが、今まで生まれてこなかったような考え方、アイデアが浮かぶようになるのです。
1日1冊にこだわらない
毎日読書はとても良いことです。しかし、間違ったこだわり方をしてしまうと逆効果です。
あなたが本を読んでいるとき、「この本は読む必要があるのか?」という疑問を持つようにしてください。
必要、不必要の選別が上手くなれば、今以上に効率よく情報を蓄積させていくことができるでしょう。
五感を使った情報収集
映画化した小説の、ワンシーンを切り取ってみてください。
それを映画で見た場合、何分(秒)あるか計ってみましょう。
その後、そのシーンの小説を読む時間を計ってみてください。その時間差が媒体の出力している情報量の差なのです。
動画は映像と音声を使って伝えます。その分、小説という文字だけの情報と比べて効率よく伝えることができます。
そこに匂いがあるとどうでしょうか?
更に時間を短くすることができます。
だからといって、小説より映画の方が良いと言うわけではありません。あくまで効率が良いというだけです。
文字から左脳・右脳を使って情報をインプットすることも大切です。問題は、色んな媒体を使って効率よく飽きない情報収集をするということです。
アウトプットが本当のインプット
色んな情報を仕入れる方法だけを見に付けても、それは身になりにくいものです。
せっかく読んだ小説の中身を覚えていない、そんな人は多いのでは無いでしょうか?
大切なのはアウトプットすることです。
本を読んだら、その内容について議論してみると良いでしょう。SNSで発信してみるのも良いでしょう。
アウトプットすることで、情報は結びついていきます。まったく関係がないと思っていた情報の多くが、色んな要因で繋がっているということが分かってきます。
そのため、本当の情報収集とはアウトプットする土壌があって始めて成立するのです。
まとめ
多くの情報を知りたい、そう思っている人はとにかく多くの情報に触れることが大切です。
そして、今まで踏み込んでこなかった領域に踏み込んでいくことこそが、今持っている情報を更に強固なものとしていくのです。
今回取り上げた情報収集術を、簡潔にまとめておきます。
やりたくないことを敢えてやる
興味のないものを探し触れる
アウトプット方法を身につけておく
興味のないことに触れるということは、多くのことに対して興味を向けるということになります。
好奇心旺盛でいることが、何よりも大切であり、行動力に繋がります。
情報を仕入れるという感覚以上に、楽しむという感覚を身につけて習慣化していきましょう。
そうすることで、情報は自然と流れ込んでくるようになるでしょう。