仕事ってどうやってとればいいの?
独立したい、起業したいと考えている人の多くが、仕事はどうやってとればいいのかと悩んで足踏みしています。
実は、基本的な3つのポイントさえ知っていれば、継続して仕事を受注することは簡単です。
今回は自分が実際にやっていることを例に「フリーランスなら知っておきたい仕事の取り方3つのポイント」をご紹介します。
※企業でも応用できるので、もし仕事に困っている企業の方も参考にしてくださいね
活動を知ってもらう
仕事がないと言っているフリーランスのほとんどが、その認知度の低さにあります。
HPを開設したり、SNSで告知したりしても、それにはほとんど効果がなく、クライアント側からしても得体の知れない人に仕事を頼むというのはとても高いハードルです。
そのためには、自分がどういった活動をしているのかを直接知ってもらうのが最も効率的で一番効果が高いと言えます。
知らないから仕事が来ない
ネット上には情報が溢れており、そこでPRをしてもほとんど効果がありません。広告を使って露出を多くすれば少しは違ってきますが、フリーランスで仕事を求めている状態であれば、広告を出すだけの余裕がない人がほとんどでしょう。
仕事を頼もうと思ってもらうには、クライアントに対して以下の3つを伝えなければいけません。
どんな人
何ができる
いくらで頼める
それでは、一つずつみていきましょう。
どんな人
仕事のとれない多くのフリーランスが満たせていないのが、自分がどういった人間なのかを伝えられていないという点です。これは、仕事を受注するにおいては非常に重要なのです。
人は、好印象な相手には仕事を頼みたいと思います。中には「この人に何か仕事をふれないか」と考え、わざわざ業務を作ってくれるような人もいるのです。
それだけ、人とのつながりは重要で、相手にとっても良い仕事仲間ができることは大きなメリットになります。
もっとも効率的に知ってもらうには、会って喋ることです。飲みの席など、リラックスできる状況が尚良いです。
ですが、実際に会うというのは効率が悪く、クライアントを見つけるという点においてもハードルが高いでしょう。
なので、SNSで顔写真を掲載したり、YouTubeで自分の業務紹介をするような動画を挙げることで、自分という人間を知ってもらうのが現代では一番手っ取り早い方法になります。
他にも、ニコニコ動画やYouTubeを使った生放送、Zoom雑談会なども最近では主流になっています。
どんな顔をしているのか
どんな声をしているのか
どんな話し方をするのか
こういった基本的な情報だけでも、クライアントからすれば仕事を頼みやすいきっかけになります。
何ができる
どんな人かわかれば、次に何ができるかを伝えなければなりません。
クライアントによっては、全く違った業界の方もいます。そのため、エンジニアやデザイナーなどと漠然と伝えるのではなく「業務管理するシステムを作っています」「飲食店のチラシを作っています」といったように具体的にどういったことをしているのか伝えるほうが良いでしょう。
SNSや動画でPRする際には、実際に成果物を例に取り上げたりすれば、よりどんなことができるか伝わります。
もしマネジメントなどのモノで説明できないようなサービスを提供する場合は、具体的にどういったことをするか、過去の実績などをみせてアピールしましょう。
いくらで頼める
独り立ちしてすぐのフリーランスは、価格競争から入ってしまいがちです。しかし、これは大きな落とし穴です。
確かに、目に見えて比べやすいのは数字なので、価格を他よりも安くして仕事を取ろうとしますが、クライアントにとってこれはあまりニーズがありません。
なぜなら、まずどんな人でどんなことができるかを前提に、価格の比較をするからです。
また、安易に価格競争から初めてしまうと、思ったように利益が出ずに苦しいフリーランス生活を続けてしまうことになりかねません。
フリーランスはニーズが高い
企業から見て、フリーランスのニーズは年々高くなってきています。
なぜなら、雇用条件を結ぶ必要がなく、必要な業務を任せられるというのはリスクが少ないからです。
もし満足のいく仕事をしてくれれば、継続的に頼むこともでき、納得がいかなければそれまでとスッパリ切ることができます。
そういった意味でも、頼もしいフリーランスとのつながりは、企業にとってはかなり大きな強みとなります。
そういったニーズの高さをプラスすれば、自分がフリーランスで活動しているということを伝えるだけでも十分なアピールになるということです。
さりげないアピールが好印象
中には、仕事が欲しい、仕事がなくて困っているという気持ちや言葉を表に出してしまう人がいますが、これはNGです。
仕事に困っているフリーランスは、値切りでカモにされてしまったり、「仕事ができない=仕事がない」という判断をされてしまうからです。
忙しいアピールをしすぎても頼みにくくなってしまうので、「ぼちぼちです」「のんびりやってます」というように、さりげないアピールをするぐらいの方が良いでしょう。
あえて嘘を付く必要はないので、順調な時期は堂々と「最近は忙しくさせてもらっています」と伝えておきましょう。
クラウドソーシングは馬鹿にできない
デザイナーやライター、プログラマーにとって、クラウドサービスは一度視野に入れたことがあるのではないでしょうか?
しかしその実状は、格安の業務依頼が飛び交っていて全く割にあわないような仕事がほとんどだったりします。
ですが、これも利用の仕方一つでどうとでもなります。
手っ取り早くアピールできる
クラウドソーシングでは、自分ができる業務内容を探すことから始まるので、見当違いな営業をかけてしまうようなことは起こりません。
もし金額が割に合わなかったとしても、その仕事をすることで自身の能力をクライアントへアピールすることができます。
仕事の速さやクオリティの高さで気に入って貰えれば、継続して仕事を依頼してくれることがあります。訪問しての打ち合わせや、Zoomなどのオンラインミーティングをすれば、自分のアピールにもなり、よりその確率は高くなります。
自分の経験から、クラウドソーシングから別業務の依頼に発展したケースは少なくありません。最初は格安の依頼ではじめましたが、現在はそれなりの見積もりを出しても二つ返事でGOサインをくれます。
仕事がほしいのであれば、仕事でアピールをするのが一番効果があるということです。
実務経験が積める
駆け出しのフリーランスの方であれば、実務経験を目的にクラウドソーシングを利用しても良いでしょう。
独立前に会社で実務を積んできた人であっても、個人として仕事を受ける流れを身に着け、やりとりを体験するという意味ではプラスになります。
ポートフォリオを作ったり、シュミレーションや営業資料にこだわる以上に、実務を延長においた方が報酬も得られ、仕事の流れを保てるという点においても良いでしょう。
時期を狙った営業戦略
仕事を得るためには、やはり営業が欠かせません。
このほとんどが新規開拓を目的とするため、現在固定のクライアントを抱えていない人や、これから法人化を目指してより多くのクライアントが欲しいという人にとっては身につけておきたい戦略です。
助成金を狙い撃ち
以前の記事でも紹介しましたが、フリーランスにとっては助成金は何よりも大きな収益となります。
これは自らが申請するのではなく、クライアントが新規事業設立などの助成金を申請して、その関係で仕事を受注できるということで恩恵を受けられるということです。
詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「フリーランスなら知っておきたい仕事の取り方3つのポイント」についてご紹介しました。
現在フリーランスで活動している人、これから起業・フリーランスで活躍したいと考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。