「フリーランスになるためにプログラミングを身に着けたい」
「セカンドキャリアで技術を習得したい」
「副業でパソコン1台で稼げるものに挑戦したい」
終身雇用が危ぶまれている現在、スキルを身に着けて転職やフリーランスとして活躍したいと考える人が増え、プログラミングの需要は年々高まってきています。
ですがどの言語を選べば良いかわからず、考えはしていても踏み出すことができない人が多いのもプログラミングという業界へ参入する一つのハードルです。
今回はそういった方へ向けて「プログラミングでフリーランスを目指す人にPHP学習をオススメする3つの理由」についてご紹介します。
筆者の経験と、私の周りのエンジニアを参考にPHPをオススメしますが、他の言語でも大変魅力あるものが多く存在するため、1つの指標としてご参考ください。
WordPressという強い味方
どんなプログラミング言語でも力強い味方がいます。それはPHPに関しても同じで、その代表的な一つがWordPressです。
「ブログといえばWordPress」と連想できるぐらい認知度が高く、日々機能アップデートがされているため、長期的に見ても十分に最前線で活躍できるだけのポテンシャルが備わっています。
もちろんそれ相応の知識は必要になりますが、関数程度までの範囲を理解していればそこそこ自由度高く使いこなせるので、早い段階で実践で役立つという魅力があります。
サイト制作が手軽に
もちろんブログだけでなく、会社や店舗で使うようなHPやネットショップを作る際にもWordPressを用いることで開発を楽にすることは可能です。なんと言ってもプラグインが充実しており、1から作るには面倒な機能でも、汎用性のあるものは比較的手軽に実装できるのです。
また既存のテーマを使えば、それなりに出来上がった状態でスタートを切れますし、カスタマイズ専用のテーマなどもあるので、テーマをベースにしたとしてもクライアントの要望に沿ったサイトへ仕上げることは十分可能だと言えます。
高機能かつ高品質
まず注目すべきは、サイトの機能面についてです。
先程説明したようにプラグインが充実しているため、お問い合わせフォームなどといった最初から作るとなればそこそこ時間を要するものでも、プラグインを導入するだけで基本的な機能面はほとんど揃った状態からスタートすることができます。中には問い合わせのあったデータを保存する機能を標準で備えているものもあるため、使いこなせればかなり応用範囲も広いと言えるでしょう。
プラグインは基本的にカスタムされることを前提に作られているものが多く、アクションフックなどWordPressの専用関数を用いれば複雑な処理や、独自のカスタマイズも可能です。
また、学習したてで実戦経験が少ない方からすれば逃してしまいがちなセキュリティ面の処理なども最初から実装されていたり、それ専用のプラグインなどもあるため、ざっくりとした理解でも十分高品質なサイトを作り上げることが可能です。
開発時間を短縮
初めての開発では、WordPressそのものを理解したり、テーマやプラグインがどのように組まれているかを把握するのに時間を要するでしょう。ですが、メインとして使うものはある程度限られてくるため、回数を重ねるごとに開発時間はかなり短縮できると思っておいて良いでしょう。
小中規模のサイトであれば、主要なものを押さえておくことで十分に量産体制が整えられ、本格アプリケーションよりも単価が低くても多くの案件数に対応することができます。
また、SEO対策という面においても強く、特化したプラグインやテーマも数多く存在しています。
通常であればコーディングで細かく設定しなければならないものを、管理画面からインターフェースを使い設定ができるという点においても、開発時間を短縮することに繋がります。
営業ツールを自前で準備
PHPの魅力は、クライアント目線のものだけではありません。
フリーランスとして活動するために必要なものを自分で準備することができるということを考えても、かなり大きなメリットが存在します。
SEOに強いオリジナルブログ
先程WordPressの利点を解説しましたが、フリーランスであれば基本的に自分で開発をしながら、営業も平行してやらなければなりません。
営業ツールという役割で考えても、ブログの運営は是非やっておくほうが良いでしょう。もちろん、自分でブログを運営することでSEOの知識を深めたり、実績の一つとしてサンプルにすることもできます。
また、アフィリエイト収入が見込めるようになれば、サイト制作のように単発的な案件ではなく、継続的に得られる収入にも繋がります。
PHPの理解があればWordPressでオリジナルブログを作ることができます。それが初めてのWordPressを使った開発であったとしても、失敗しながら実践的な経験を積めるため、クラアントができた時に自信を持って提案することができるようになります。
ブログだけではなく、ランディングページや個人HPを作れるという点も大きな魅力の一つです。過去作品のポートフォリオを作ったり、イベント告知をするのにも、わざわざ外注費を払う必要がないため、出費を抑えることができます。
忙しくなれば外注も視野にいれることになりますが、自分に知識があることで業者の見極めをする際にも役立ち、無駄な出費を防ぐことに繋がります。
学習ハードルが低い
数あるプログラミング言語の中でも、PHPは比較的学習ハードルが低いと言えます。
これは、他の言語と比べて簡単だということではなく、ネット上に多くの情報が存在しているため、調べた際に答えにたどり着きやすいということです。
人気言語の強み
もしPHP以外を選択するとしても、参考にしておくと良い指標の一つが人気度です。
人気でユーザーが多い言語だと、競合が多いという印象を受けるかも知れませんが、実はそうではありません。
ユーザーが多ければ、それだけ調べる際に苦労しないという大きなメリットがあります。WordPressに関しても、基本的なものはもちろん、応用の効いたものや便利なサンプルコードもかなり出回っています。
書籍やスクールに関しても同じです。
PHPであれば、ほとんどのスクールでコースが用意されているので、金額や内容を比較して自分に合ったものが選べます。書籍に関しても、初級・中級・上級ごとに数多く出版されており、言語のアップデートに合わせて書き換えられているため、中古で買ったりしなければ役立つものがほとんどだと思っていても良いでしょう。
サイトを作るには、WordPressを使ったとしてもHTMLやCSSの理解が必要です。場合によってはJavascriptも触れなければなりません。
これから手をつけようと考えている人からすれば「一気に3〜4言語も覚えるのは大変だ」と感じてしまうかも知れませんが、PHPを理解すれば自然とHTMLやCSSは触れることになるため、並行して学習するのも無謀ではありません。ただし、完全初心者の状態からスタートするのであれば、HTML→CSS→PHPという順番で理解をすすめていくのが良いでしょう。
学習に関しては、独学でも十分実践で役立つレベルまで習得することはできます。もしモチベーションを保つのが難しいと感じる人は、オンラインのプログラミングスクールと併用しながら学習するという方法も視野に入れてみてください。
フレームワークも豊富
PHPではフレームワークも豊富で、小規模開発に向いているものもあれば、比較的高性能のアプリケーションを実現できるものまで揃っています。
私がフレームワークで開発する際は、基本的にLaravelを使っています。
言語と同じく、人気のあるフレームワークを使えば、それだけ多くの情報が出回っていますし、サンプルコードも豊富です。
開発するものによって選ぶケースもありますが、フリーランスとして個人で開発するのであれば自由に選んでも良いでしょう。
会社に勤めてシステムエンジニアやプログラマーとして活躍する場合、周りと共に成長しながら流行を取り入れ、わからないところは協力して解決するということができます。しかし、個人の場合はそのほとんどを自らで解決しなければいけません。
そういったデメリットを補填するためにも、人気で情報が豊富なPHPはオススメできますし、WebサイトやWebアプリケーションといったクライアントが豊富かつ需要の高いものを個人で制作・開発できるということも考えれば、PHPはフリーランスに向いている言語なのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「プログラミングでフリーランスを目指す人にPHP学習をオススメする3つの理由」についてをご紹介しました。
副業で学習を検討している方にもオススメができる内容なので、フリーランスだけに問わず、個人で稼ぐ力を身につけたい人や、セカンドキャリアを考えている人も、ぜひ参考にしてくださいね。