独立や起業を志している9割以上の人が「何をビジネスにするか?」を悩んでいます
しかし、それは負のサイクルです。
起業するためにビジネスを考えるという行為自体が”矛盾している”ということに気づかなければ、このサイクルからは抜け出すことができません。
その結果、行動できずに終わってしまう人は多いのです。
では、起業するためのビジネスはどこにあるのか?
今回は、そんな悩みを紐解いていきましょう。
潜在意識を言語化する
起業したいと思った背景には、必ずその理由があります。
そして成功しやすい人の特徴として、それが明確化されていることが多いです。
すぐ行動へと移せる人の大半は「起業」は手段と理解しています。しかし、これを目的と考えてしまっている人は多いです。
どんなビジネスをすれば良いか悩んでいる人は、まず独立や起業を方法の一つだと言うことをしっかりと理解しておく必要があります。
自分の過去へタイムスリップ
あなたは、いつ起業したいと思いましたか?
ここで、再度自分を見つめ直すことが大切です。そう、意識を過去へタイムスリップしてみましょう。
思い立ったその時を探し出すのが難しい人は多いはずです。それは、色んな蓄積から「起業したい」という考えに至ったケースが多いからです。
お金が欲しい、モテたい、いじめていた相手を見返したいなどなど・・・
色んなことが出てきたら、それを細分化してみてください。
そうしていると、楽しかったことや悲しかったことがどんどんと湧いてきます。
楽しかったことが見つかった人は、それがどうビジネスに繋がっているかを考えて見ると良いでしょう。
そうでない人は、それらを書き出してみて、反転させてみてください。
簡単なことではありませんが、こうすることで自分が見えていなかったものが見えてきます。
中には思ってもいないようなことが出てくることもあるでしょう。
しかしそれらが積もり積もって、今の「起業したい」と思っているあなたが作られているのです。
それらを何度も見つめていると、本当は何がしたかったのが見えてきます。
見えてこなければ、再度タイムスリップしてみてください。きっと”したい”という一筋の光が見えてくるはずです。
ゴールからの逆算法
ストーリーを作るとき、最終話から考えるという方法を聞いたことはありますか?
これは、ビジネスの考え方に置いても当てはまります。
そして、福祉関係の仕事をした人ならわかるかもしれませんが「支援計画」を立てる際にも基本として考えられています。
大学生やビジネスマンであれば、「話をするときは結論から」と言われたことがある人も多いはずです。
何事においても、まず”結果(ゴール)”を定めるということは基礎になります。
長期目標と短期目標
前項で「潜在意識を言語化」したものがゴール地点になります。しかし、ゴールだけではただの理想に過ぎません。
それを実現するために、目標を定める必要があります。
ここで、漠然と線引きをするのではなく「長期」→「短期」のという順で目標を引くことが大切です。
例えば「便利なシステムを作りたい」という”したい”がゴールだった場合、長期目標を「複数人のプロジェクトでシステム開発」としてみましょう。
短期目標は「一人で小規模なシステム開発」になります。
上記以外もOKです。
大切なことは、先程も記述した通り「長期」→「短期」という順番です。
すべきことは最後にある
さて、長期目標と短期目標が決まれば、今何をすれば良いかが明確になります。
上記の例の場合であれば、小規模なシステム開発をするために「プログラム言語を覚える」ことですね。
もし、それはすでにクリアしているのであれば「その言語のフレームワークを学ぶ」でも良いでしょう。
学ぶために、システム開発をしている会社に就職するのも間違いでは有りません。
順を追って見ていくと、いきなり”すべきこと”へと行ってしまう人が多いということがわかります。
「起業したい」から「プログラミングを勉強する」としてしまうと、間が明確では無いため勉強してどうすればいいかがわからなくなってしまいます。
それで、挫折してしまう人が多いのが現状です。
この場合であれば、「起業」は短期と長期の間です。
自分で小規模システムが組めるようになれば、次に長期目標であるプロジェクトを結成して中規模または大規模なシステムへの挑戦です。
そのために人を集めなければいけません。そこで起業が方法の一つだったということがわかります。
そして、”実は起業が必要ないかもしれない”ということもわかるのです。
何故桶屋は儲かった?
「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉を聞いたことはありますか?
聞いたことがあるけれど、意味まではわからないという人は多いですね。
風が吹く → ホコリが立つ → ホコリで目を病んでしまう → 目が見えないので三味線を弾く(門付けのため) → 三味線制作に猫皮がいる → 猫が捕獲されてネズミが増える → ネズミが桶をかじる
→ 桶がすぐダメになるので多く売れる
この様に、一見全く関係のないものが繋がっているということを表しています。
そんな思い通りにいかないと思ってしまいますが、このように辿っていく想像力がビジネスを開拓していく上で大切なことです
色んなことから、連想ゲームのように紐付けていってみてください。
それがこれからのニーズを見つけ出すための糸口になっているということがわかります。
何をビジネスにすればいいかわからないとき、こういった手法を用いてみることも、現状を打破するきっかけとなってくれるはずですよ。