定期的にコラムを書きたくなるので、今回は「毎日継続をするためのコツ」というテーマで自分が意識していることや、感じたことを書き綴っていきます。
決して開発や業務で追われていたり、PHPポケモンの大幅見直しを迫られているわけではありません。
毎日継続するために
ブログや学習など、毎日継続に挑戦している人をSNSでは多く見かけます。毎日なにかに取り組むというルーティーンを作ることはとても良いことですし、それが大きな利益を生み出すこともあります。
ですが、それに断念してしまう人が多いのも現状です。なぜなら「毎日継続するために必要なこと」を最初の段階で見誤っているからです。
毎日継続するためのコツは「毎日継続すること」です。
「頭痛で頭が痛い」みたいな言いまわしですが、これが全てです。
例えば、ブログの毎日更新に挑戦しているとしましょう。
やることは、ブログを毎日更新するだけです。それが達成できなければ、毎日継続自体がその時点で崩れてしまいます。
ハードルを高くしない
多くの人が毎日継続できない大きな理由が、ハードルの高さです。
例えば、流行りのプログラミング学習で考えてみてください。
本を読み進めることを学習と考えていれば、1日少なくても1ページ読めば学習になりますね。ですが、1日1章となればそこそこの時間がかかります。1冊だとかなり時間に余裕がなければいけません。
人によって作業にベットできる時間は様々です。フルタイム勤務、家に帰れば家族の世話があるような人では、1日1章はかなりハードルが高いかも知れません。大学生でアルバイトの必要がないような人であれば、1日1冊ぐらいお金があれば余裕かも知れません。
あくまで、自分の使える時間で適度なハードルを設けて取り組むことが大事だということです。大げさに言えば、1日1文字でも構いません。
また、書籍を読み込むだけではモチベーションを保つのも難しいので、実際にコーディングやプログラミングをやってみるのが良いでしょう。そして、ここでもハードルを見誤らないでください。
プログラミングをするとなれば、多くの人が開発環境を準備して、何か作品を作らなければならないと考えがちです。しかし、そんな必要も実はありません。
PHPやJavaScriptなどのWebプログラミングであれば、オンラインエディターでいろんな関数の動きを実際に試してみるだけでも、十分な学習になります。HTMLやCSSでも同じです。
もちろん作業量は成果に比例しますが、そもそも目的として初めた「毎日継続」自体が破綻してしまうと、続ければ続けるほどブレが生じてしまい、結局は何も身につかないということになってしまうのです。
プレッシャーの与え方
作業に取り組むには、ある程度プレッシャーを与えてやることが継続の秘訣です。ただ、その負荷が大きすぎても挫折する原因となってしまうので、あくまでバランスが大事です。
毎日継続であれば、プレッシャーをかけるべきポイントは「今日も取り組んだかどうか」です。遊びに出かける日もあるでしょう、寝坊してしまう日もあるでしょう。病気で動けないこともあるかも知れません。ですが、原則として何が合っても取り組まなければならないというプレッシャーをかけておくことが最低限必要なのです。
また、物事には優先順位があります。毎日取り組むことが最重要となりがちですが、そのためには健康第一です。40度の熱が出て絶対安静と言われているのであれば、優先順位は体調を万全の状態に戻すことです。
人によっては他にも優先すべきことは少なからずあるはずです。これらをおろそかにしてまで取り組むべきか、しっかりと自分のものさしで判断してください。
間違った積み上げ
毎日継続とセットで考えられるのが「積み上げ」です。中には、その日取り組んだことを積み上げとしてSNSで発信したり、日記のように残している人もいます。
ですが、ここにも「間違った積み上げ」というものがあります。これには注意しなければなりません。
言葉だけの積み上げ
代表的な間違った積み上げは「言葉だけの積み上げ」です。簡単に言えば、偶然起こったことや、意識的に行なっていないことを、さも正当化して「積み上げ」としてしまうことです。また、それを理解せずに積み上げ実績として満足してしまと危険です。
例として「毎日読書」を例に挙げてみましょう。読書なので、活字意外にも漫画でも良いでしょう。ですが、ただ面白い漫画を読むだけで積み上げとしてしまうと、あまり意味がありません。なぜなら、そこには目的が無いからです。
毎日継続をすること、何かに取り組むことは本来の目的ではありません。本来の目的は、その成果としてお金を稼いだり、知名度を高めたり、スキルを向上させるなどがあるはずです。多くの場合、突き詰めていけば「稼ぐ」ことが目的となるでしょう。
漫画によっては真剣に読み解いていくことで、新たな発想力が付いたり、文章表現のセンスや演出のテクニック、または社会の捉え方など、本当に様々なことの糧になる可能性を秘めています。
ですが、それはあくまで「そこまでを追求して読む」からこそ、効果が得られるのです。
ただ漠然と取り組んでいるだけでは、実はあまり意味がなく、さもそれが意味のあることだと正当化してしまうと、結果的に何も生まれないのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「毎日継続するためのコツ」についてご紹介しました。
多くの人が陥りがちなことが、「将来を言い訳にした正当化」です。将来的に意味があるという言葉を軽視せず、「これをやったから、将来こうならなければ自分のやり方が間違っている」ぐらいの危機感と真剣さを持っておくこと、感じておくことが大切です。
現在何かに取り組んでいる方、これから挑戦しようとしている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。