2010年に楽天が社内公用語の英語化を宣言したのは、多くの人が耳にしたことがあるでしょう。
私からすると、「英語ができることは強み」だという考えから、「これからは英語ができないと行きていけないのでは?」と考えを変えさせられるような、そんな出来事でした。
多言語できるデメリットを見つけるのは難しいです。
しかし、英語ができることにそこまでのメリットがあるのか?と考える人は多いでしょう。
英語ができれば、何ができるのか
社会のどの部分に役立つのか
英語ができることで優位に立てる仕事は何なのか
実は英語ができるだけで、独立・フリーランスにおいては超イージーモードへと様変わりします。
そして、それはブログで簡単に稼げるようになることへと繋がります。
第一項では「英語ができないことによるハンデ」といった部分を中心に説明します。なので、英語ができるメリットについてだけを知りたい人は、飛ばして第二項だけを読んでもOKです。
※英語を例にしますが、中国語やフランス語など他の言語へ置き換えて見ても良いです
スマホがあるのに英語を覚える理由とは
英語を勉強したくないときの言い訳を考えてみましょう。
スマホで翻訳できるのに、英語をわざわざ覚える必要はない
最近ではこれが多いのではないでしょうか。
自動翻訳はもちろん、話したことをそのまま翻訳するようなシステムもあり、その精度も年々上がってきています。
言い分はごもっともです。では、なぜわざわざ覚える必要があるのでしょうか?
できるやつの世界は広かった
調べ物をした時に、英語ページと日本語ページが検索結果として表示されたとき、あなたはどちらをクリックするでしょうか。
大半の人は日本語ページを押すでしょう。
では、複数ページから情報を仕入れようとピックアップする時に、その中に英語ページはありますか?
確かに、日本語が得意な私たちにとっては、わざわざ英語ページに頼らずとも、日本語ページで済ませようとしてしまいます。
また、明らかに少ない場合であれば英語ページも見当しますが、そうでもありませんね。
しかし、それはあくまで一般的な視点での話なのです。
プログラマーの方ならよく分かるでしょう。
とあるライブラリを使おうと思ってその仕様例を調べた結果、日本語で書かれたページが存在しなかったというケースは多いはずです。
デザインや動画作成においても、動画で使い方を説明してくれているが、外国人が英語で説明している、なんてことは多いです。
公式の説明ページにしてもそうですね。
メジャーなソフトや高性能なもので日本国外のサービスということは多いです。使ってみたはいいものの、英語の説明ではよくわからないなんてこともよくあります。
どうしても、英語のページしか見つからなければ、Google翻訳などを使用する人もいるでしょう。
中には、そこで諦めてしまったり、日本語のわかりやすいページへ行き着くまでに膨大な時間を費やしてしまった、なんて人も多いのではないでしょうか。
人間は、苦手なものやできないことを自然と選択肢から外しているので、英語ができるようになれば、必然的に選択肢は増えるのです。
多言語使いは情報強者
インターネット上には膨大なページが存在しています。日本語においても、すべてを読み尽くすことは不可能と言えるでしょう。
あなたが調べたいと思っていることに絞り込んでいけば、何百通りまたは何千通りぐらいまでは絞り込んでいけます。
しかし英語ができない人は、絞り込んだ情報に対してさらに「日本語」というフィルターをかけてしまいます。
情報にはそれぞれ価値があり、それは人によって違います。
しかし、言語というフィルターをかけてしまうことによって、あなたにとって価値の高い情報が失われてしまってかも知れないのです。
自動翻訳という機能で、英語のページも日本語で表示することは可能です。
しかし、それに対しても人間は自然とフィルターをかけてしまっています。翻訳したページより、ネイティブな日本語で書かれているページのほうが優先度を高くしてしまっているということは、英語または他の言語で書かれたページはハンデを背負っているのと同じなのです。
裏技!記事の作り方
ここからが本題です。
では、英語ができることによる具体的なメリットとは何なのでしょうか?
今回は、ブログを作成するということに対しての大きなメリットを説明していきます。
ネオコピペ
あなたはブログを書いていますか?
もし書いているのであれば、内容はどのようにして考えていますか?
本を参考にしたり、ニュースを取り上げてみたり、またはブログで読んだ内容や技術をまとめてみたり・・・
コンテンツを配信するには情報収集が欠かせません。
中には、どんな内容を書けばいいかわからない、といった人も多いでしょう。
どんなことも、まずは丸パクリすることから始まります。
しかし、ことブログにおいてはこれが通用しません。
まったく同じ内容を掲載すれば、Googleからコピーコンテンツと認識されてしまい、大きなペナルティが課せられます。検索でヒットしなくなるのです。
これについては、「よくわかるSEO対策 「これをしてはいけません!」 〜エンジニアのための基礎知識〜」で説明しているので、そちらを参考にしてください。
しかし、英語ができる人はコピペの上をいく「ネオコピペ」が使えます。
例えば、自分が発信したい内容に近い英語の記事やレポート(論文)を探してきて、
それを自分の言葉で翻訳しながら記事を作成してみるとどうでしょうか?
これであれば、言語はもちろん、翻訳する人によって言い回しが変わるのでGoogleからスパム認定されることはありません。
※場合によっては参考文献等の記述が必要になるので注意しましょう
別の言語で書かれているものを、あなたの解釈で説明することで、十分価値のある記事が出来上がります。
もちろん、翻訳機能を使用してあなたの言葉に変換するというのも一つの手段ではありますが、フィルターを1枚通すだけで意味や内容がまったく異なってしまうこともあるため注意しなければなりません。
英語ができれば、日本語だけでなく英語の資料を取り込む力があり、コンテンツ配信業にとってはかなり有利と言えます。
そして、これを続けていれば「記事を作成するコツ」は掴めてくるので、そのまま翻訳して作成するのではなく、内容を自分から作ることもできるようになっていきます。
あなたのスキルを高めるという意味に置いても、英語ができるということは多くのことでブースト効果があるのです。
日本語力があなたの個性
翻訳すると、まったく同じ内容になることはほとんど有りません。
短い単語であれば、似通ってしまったり、偶然同じになることはあります。しかしそれが論文など膨大な文字量であれば100%同じになることはありえません。
翻訳する際には、あなたの日本語力というフィルターがかかります。そしてそれは個性でもあります。
どう表現するほうがわかりやすいのか、おもしろいのか、などを考えながら翻訳するだけで、それはよりあなたらしいコンテンツになります。
日本語の書籍を参考にして、同じ内容を発信しようとすれば、どうしても参考対象に惹かれてしまい、同じ言い回しを使いたくなってしまいがちです。
また、意識せずともほとんど同じような文になり、スパム認定されてしまった、なんてことも有りえます。
多言語の資料から学ぶということは、インプットした時点である程度あなたの個性によるフィルターがかかります。それは、なによりもアウトプットすることに向いているということです。
まとめ
英語ができる事によるメリット、それが大きな武器になるということをご紹介しました。
英語ができないという人は、これをきっかけに学んでみるのも良いでしょう。そして、英語ができるがその使い道がないと思っていた人は、実は稼ぐ力だったのだと再認識するといいでしょう。
機械翻訳やデバイスの普及は確かに目まぐるしいものがあります。
しかし、できるかできないかによる視野の広さは、まちがいなくできる人の方が広いということを知っておいてください。